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シェアサイクルのneuetとまちづくりで連携協定 JR九州
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週刊経済2023年1月11日発行(合併号)
駅周辺・沿線における二次交通や観光面で
九州旅客鉄道㈱(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、古宮洋二社長)は12月23日、シェアサイクルサービス「charichari(チャリチャリ)」開発・運営のneuet㈱(以下ニュート、東京都港区六本木7丁目、家本賢太郎代表取締役)と「〝豊かな生活を実現する〟まちづくり」に向けての連携に関する協定書を締結した。
これは安全・安心なモビリティサービスの提供を中核に、両社が持つ強みを生かして協働することで、九州の持続的な発展に貢献していく狙い。連携事項は①ターミナル駅周辺・沿線における二次交通に関すること②九州の観光に関すること③環境や安全に関すること④新たな価値創出に関することなど。
ターミナル駅周辺・沿線における二次交通に関しては、九州全域において、ターミナル駅周辺や沿線の二次交通への接続性向上のためのポート設置を進め、ファーストワンマイル・ラストワンマイル移動に貢献することで、まちの回遊性をより高める。鉄道とシェアサイクルの移動に関連するデータを活用し、公共交通・観光における新たな移動需要創出にも取り組む。九州の観光に関しては、地域の観光資源とシェアサイクルの連携を強化し、観光での利用者に九州での滞在をより価値あるものとして感じてもらえるための取り組みを推進。九州の魅力発信についても両社で連携していく。
環境や安全面では、最適化・効率化された移動の提供・利用促進で社会全体の脱炭素化に貢献するとともに、シェアサイクルなどの二次交通にも求められる移動サービスの高い安全性について、両社の知見を生かして連携する。新たな価値創出に向けては、多様な生活スタイルに対応するため、両社の知見をもとにした新規事業・サービス開発などにおいて協働を推進する。
なお、両社はSUGOCA通勤定期券を所有する利用者向けのサブスクリプションサービス「JR九州サブスク」にて連携しており、同サービス利用客にシェアサイクル「チャリチャリ」のクーポンを提供している。