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サンカクキカクと包括連携協定を締結  久留米工業大学


地域課題解決に向けて

久留米工業大学(久留米市上津町、今泉勝己学長)は4月1日、デザイン企画、ブランディングなどの㈱サンカクキカク(久留米市荒木町、宇佐川桂吾社長)と包括連携協定を締結した。
今年度から教育の柱としている「工学技術を通じた地域課題解決」の一環。地元企業や地域の課題、また大学や地域、企業が持つアイディアをマッチングさせることで学生や地域、企業の課題解決につなげる狙い。㈱サンカクキカクの持つ人的ネットワークを活用し、共通教育科目「地域連携Ⅰ・Ⅱ」内で、ワークショップやイベント、ものづくりなどの地域課題を解決するプロジェクトを実行する。現在、同大学は新型コロナウイルス感染拡大に伴う遠隔授業となっているため今年度から動き出したプロジェクトは無いが、昨年度から実施していた「コワーキングスペースと連携したアイデアソン・ハッカソンプロジェクト」や「絣デザイナーと連携した、市民参加型ファッションショープロジェクト」などを今回の枠組みの中で引き続き継続していく。
共通教育課の巽准教授は「これまでの大学は専門的な知識を学ぶ場所だったが、これからはその知識をどう生かすかという点にも力を入れ、学生の成長につなげたい。初年次は10個のプロジェクトを実行させることが目標」と話している。

2020年5月26日発行