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サイバーセキュリティ事業部を新設  福岡情報ビジネスセンター    マイナンバー制導入に対応


 各種情報システム開発、ITコンサルティングの株式会社福岡情報ビジネスセンター(福岡市博多区博多駅前3丁目、武藤元美社長)は7月1日、サイバーセキュリティ事業部を新設した。
 情報セキュリティーに関する需要増を背景に同分野への本格進出を図る狙い。専任スタッフを3~4人配置し、同サービスの拡販と情報セキュリティーエンジニア(SE)の育成に注力する。具体的にはこのほど販売開始するマイナンバー取扱監視サービス「My SOC(マイソック)」を軸に事業拡大していく方針。同サービスは情報セキュリティーサービスのS&J株式会社(東京都)が開発し、情報処理サービスの株式会社OCC(沖縄県)が運用するもので、情報の持ち出しや外部への不正通信がないかなどを監視し、確認レポートを提供するもの。同社は販売代理店制度の仕組みをつくり、協力企業が販売していくプロモーションを担う。九州をはじめ大阪、東京を中心に、年内1000社の販売を目指す。武藤社長は「このほど情報セキュリティーに対する情報活用力向上を目的としたNPO法人も設立した。安全で健全な情報化社会の発展を図るため、セキュリティーに関する情報の普及に努めていく」と話している。
 同社は1998年7月設立。資本金5000万円。2015年6月期売上高見込みは8億円。従業員58人。武藤社長は久留米市出身。1961年1月14日生まれの54歳。福岡大学人文学部英語学科卒、趣味はカヌー、映画鑑賞、読書。