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サイクルツーリズムの旅行商品が販売開始 ディスカバー九州推進委員会
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週刊経済2023年3月14日発行
国内向け11商品
九州7県、沖縄県、山口県が連携してサイクルツーリズムを主導するディスカバー九州推進委員会(会長・唐池恒二九州観光機構会長)は2月28日から、日本国内と海外のサイクリストの誘客を目的とした「ディスカバー九州」旅行商品の販売を開始した。
今年9月に開催予定の自転車競技の国際大会「ツール・ド・九州」の開催を機に、官民でサイクルツーリズムの浸透とインバウンドの誘客を図るのが狙い。サイクリングを通じて地域ごとの観光資源の魅力を楽しめる商品を企画しており、全ての商品に、地域に精通したサイクリングガイドが同行する。この日販売を開始したのは、国内向けの日帰り商品で、主なターゲットはビギナーから中級者層。1日の走行距離は5~30㎞で、地域の自然や歴史、イベントを生かしたテーマ型サイクリングツアーを46コース揃える予定。販売予定価格は8800円から。福岡県では、まず「海と川の自然を巡る宗像・直方ライド」、「小京都秋月を巡る歴史ライド」、「蒙古襲来、いにしえの戦いの史跡を巡るライド」「福岡博多歴史ライド」の4コースが販売される。そのほか佐賀県、長崎県、大分県、沖縄県のコースを含め、計11商品が販売されている。
今後、インバウンド向けの商品も現地旅行会社などを通じて販売していく予定で、現地サイクリング系インフルエンサーを活用し、周知拡大を図る計画。アジア、主に台湾、香港、タイ向けの商品は中級者以上をターゲットに、25万円から30万円の5コース。欧米豪向けも中級者以上をターゲットに、72万円以上の5コースの販売を予定する。今年度は海外150人、国内180人の計330人の誘客を目標としている。