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コンビニ向け油揚げ減少で減収・赤字化 オーケー食品工業9月中間
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製造原価増も影響
業務用味付け油あげ製造販売のオーケー食品工業㈱(朝倉市小田、大重年勝社長)の9月中間連結決算は、売上高が前年同期比2・4%増の45億2200万円、経常損益は2000万円の損失(前年同期は6800万円の利益)で減収・赤字だった。
売上高では、主力の味付け油揚げの販売が、構成比率の高いコンビニエンスストア向けで減少、海外向けは増加し、全体の構成比率も上がっているが全体では減収となった。利益面では、原油高による動力費の増加や労務費が増加したことなどで製造原価が増加し、営業損失は6900万円(前年同期は5000万円の利益)、純損失は2200万円(同7800万円の利益)となった。
通期の業績予想も下方修正しており、売上高は当初予想比2・1%減の92億円(前期比0・3%減)、営業損益は同1億6000万円減で5000万円の損失(同8900万円の利益)、経常利益は同84・6%減の2000万円(同83・7%減)、当期純利益は同91・7%減の1000万円(同91・3%減)を見込んでいるが、下期に向けて大重社長は「国内のスーパーや総菜メーカー、弁当屋など一般向けや、海外向けを伸ばそうと去年の下期頃から手立てをしており、その効果が出始めると期待している。また製造経費の部分は、安全安心を踏まえた上で生産効率向上とあらゆる無駄の排除をさらに進めていく」と話している。
2018年11月27日発行