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コンビニ向けが伸び5・5%増収の47億7200万円  オーケー食品工業9月中間


労務費増で赤字幅拡大

業務用味付け油あげ製造販売のオーケー食品工業㈱(朝倉市小田、大重年勝社長)の9月中間連結決算は、売上高が前年同期比5・5%増の47億7200万円、経常損益は6300万円の損失で赤字幅が4300万円拡大した。
売上高では、主力の味付け油揚げが、構成比率の高いコンビニエンスストア向けや海外向けが伸びて増収となったが、利益面では、労務費や物流費の増加で製造原価が増加し、営業損失は8700万円(前年同期は6900万円)、純損失は9900万円(同2200万円の利益)で赤字拡大となった。
通期の業績予想も修正しており、売上高は当初予想比2・2%増の94億円(前期比2・9%増)、営業利益は83・3%減の1000万円(前期は5000万円の赤字)、経常利益は同71・4%減の2000万円(同60・8%減)、当期純利益は同80・0%減の1000万円(同約7倍)を見込んでいる。
下期に向けて大重社長は「人手不足の中、あらゆる無駄を排除する改善活動で生産効率を上げるとともに、営業面でも、主力の味付け油揚げ以外の商品販売にも力を入れて収益を上げ、通期の黒字を確保したい」と話している。

2019123日発行