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コワーキングスペース2施設の事業者を選定 北九州市


週刊経済2021年10月5日発行

5G、託児施設付き

北九州市(北橋健治市長)は9月24日、内閣府の地方創生テレワーク交付金を活用するコワーキングスペース整備事業で、2事業者を選定した。
JR小倉駅新幹線口側1階の西側公共連絡通路沿いに開業する施設は、㈱HOA(同市小倉北区京町2丁目、岡秀樹社長)が整備・運営。民間運営のコワーキングスペースでは全国初となる次世代通信規格5G環境を常設で提供する。規模は約460㎡で、収容人数は約100人。20人規模の貸しオフィス2室、10人規模の貸しオフィス3室、4人規模の貸し会議室2室、リモートブース10室、動画配信ルーム1室のほか、セミナー室、ビジネスラウンジ・カフェバー、ものづくり関連のビジネススクールなどを整備する。観光案内カウンターも設置することで、市の魅力発信にも取り組む。来年1月開業予定。
AIMビル(同市小倉北区浅野3丁目)2階の施設は、㈱ママスクエア(東京都港区芝2丁目、藤代聡社長)が整備・運営する。同社は全国58カ所で託児施設付きワーキングスペースを展開しており、福岡では天神店・下原店に次ぐ3拠点目。規模は387㎡で、ワークスペース73席、コワーキングスペース21席、シェアオフィスに、定員46人のキッズスペースを併設する予定。近接するウーマンワークカフェ北九州と連携し、子育て世代の就労支援や、市への移住促進を図る。来年4月開業予定。