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コロナ影響で売上高は40・8%減の405億円  ロイヤルHD中間期


コスト削減や構造改革に注力

ロイヤルホールディングス㈱(福岡市博多区那珂3丁目、黒須康宏社長)の2020年12月期の中間連結決算は、売上高が前期比40・8%減の405億100万円、経常損益が124億4700万円の損失(前期は16億6600万円の黒字)となった。
コロナ禍の影響がグループ全体に波及。緊急事態宣言解除に通常営業を再開した外食事業ではテイクアウトやデリバリーも推進したが、多くの拠点で臨時休業や営業時間短縮を実施したことが響き大幅な減収となった。利益面では売上占有の高い外食と固定費が大きいホテル事業の減益幅が拡大したことで、営業損益、純損益ともに大幅な赤字となった。
通期業績予想はコロナの収束時期が不透明であることから未定。すでに今年度は人件費削減や賃料減額、設備投資の見直しなどに加え、不採算店46店舗(2021年度までに約70店舗を閉鎖予定)の撤退を予定。同時に組織体制や事業の再編、経営効率化の推進、成長期待分野への注力など構造改革にも取り組み早期の業績回復を図る。

2020年8月25日発行