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コロナ影響で売上高は304億6200万円  梅の花


最終赤字は43億円

湯葉・豆腐料理の和食レストランを展開する㈱梅の花(久留米市天神町、本多裕二社長)の2020年4月期連結決算は、売上高が304億6200万円、経常損益は13億6100万円の赤字となった。19年4月期は決算期変更により7カ月決算だったため、対前期増減率は公表していない。
新型コロナウイルスによって店舗を休業したことなどから第4四半期(2~4月)の売上高が前年同期間比62・7%と低迷した。また、不採算店舗の閉店などによる減損損失や不適切会計の調査費のほか、臨時休業中の人件費や家賃など新型コロナ感染症関連費を特別損失に計上し、当期純損失は43億9100万円となった。第3四半期までは不採算店舗の整理や経費削減で業績は回復傾向にあったが、歓送迎会などで繁忙期となる第4四半期での新型コロナの影響が大きく、収益悪化の要因になった。今期は新型コロナの影響で算定が困難であることから業績予想を未定としている。同社は「新型コロナの終息が見えず回復には時間がかかると思うが、売り上げ回復に向けて施策を考えていくとともに、メニューや販売価格、配送などでコスト削減のための見直しを実施していきたい」と話している。
同社は1990年1月設立。資本金50億8294万円。従業員数681人。店舗数は319店舗。

2020年7月28日発行