コロナ対策に使用できる消臭・除菌用液剤を発売 　友心

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受注生産で対応

遺品整理・特殊清掃の㈱友心（久留米市北野町、岩橋ひろし社長）は３月１日、コロナ対策などにも使用できる消臭・除菌用液剤を発売した。
商品名は「サイレントバスター レッド」。昨年１２月から、㈱環境浄化技研（佐賀県唐津市）の山口雄三社長を除菌・消臭施工技術指導顧問として招いた縁から、同社が取り扱う液剤を通常の特殊清掃業務に導入。同液剤は、アメリカのメーカーが、ウイルスの除菌に使用する次亜塩素酸ナトリウムを独自に改良し開発した製品で、「人体への害や金属腐食、漂白作用などのデメリットを改善」している点などから、新型コロナウイルスの蔓延で高まる除菌需要への対応にも生かす。１０ℓ入り１万４５０円（税込）と２０ℓ入り１万９８００円（同）の２種類で、製品は受注生産のみとする。高温・多湿の環境などを避けると約２年間の長期保存が可能という。
岩橋社長は「特殊清掃という、衛生的に過酷な現場で作業する従業員の健康を守れる薬剤を長年探してきた中で、効力や安全面ともに質の高い今回の製品と巡り合った。自信を持って提供したい」と話している。

2020年4月14日発行