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コロナウイルス抗体検査キットを発売 青十字製薬九州営業所
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企業対象に
医薬品、医薬部外品の製造販売、輸出入の㈱青十字製薬(東京都港区、東海林晴紀代表)の九州営業所(福岡市中央区清川1丁目、飯尾幸一所長)は5月18日、中国製の新型コロナウイルス抗体検査キットを企業向けに発売した。
感染拡大が進むなか、PCR検査の検査基準にはいくつかの制限があり、十分に検査が行き渡っていない現状がある。同キットの検査は指先から採取した血液を検査膜に滴下すると、約15分で抗体の有無と陽性反応を測定することができるという。中国のINNOVITA社製で、製品名は「研究用新型コロナウイルスIgG/IgM抗体検査キット」。EU加盟国の基準を満たすCEマークと中国国内での許認可を取得している。1箱40キット入りで、販売価格は13万2千円(税別)。個別販売は対応していない。販売目標は月間1万~5万個。
同社は「コロナウイルスの感染拡大に対処しようのない状態が続いている。抗体の有無が分かるだけでも、次に打つ手を考えられるなど出来ることが各段に増える。企業経営における最低限のリスク回避を促し、従業員やその家族、顧客を守りつつ、経済活動維持にも役立てて欲しい」と話している。
2020年5月19日発行