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グループ5社でISO22000認証を取得 アキラ水産
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週刊経済2021年10月12日発行
仲卸、冷凍・塩干部門が対象
福岡市中央卸売市場鮮魚市場における仲卸地場大手の㈱アキラ水産(福岡市中央区長浜3丁目、上田浩祐社長)は、9月21日付で食品安全マネジメントシステム「ISO22000」認証を取得した。 ISO取得は2006年に九州の鮮魚仲卸として初めて取得したISO9001認証に次ぐもので、「ISO22000」取得を機に鮮魚介類の仲買および加工・販売領域を拡大。新たな需要拡大を図るのが狙い。今年7月、一般社団法人日本能率協会審査登録センター(東京都港区、中村正己上級経営管理者)に申請し、今回の取得となった。
取得企業は同社を含む㈱コウトク水産(同、﨑山勝喜社長)、㈱安部水産(同、安部彰一社長)、㈱一心(同、安部公子社長)、㈱四季海鱻(しきかいせん:同、西村研吾社長)の関連5社で、認定範囲は仲卸、冷凍・塩干部門となっている。なお、登録有効期限は2024年9月20日まで。
アキラ水産では今年8月、豊洲市場仲卸の㈱築地太田(東京都江東区豊洲6丁目、太田秀彦社長)、総合物流業の日本通運㈱(東京都港区東新橋1丁目、齋藤充社長)と連合し、海外受発注システムを活用した鮮魚輸出プラットフォームを構築。3社企業連合「グローカル・フード・マーケット・コンソーシアム(GFMC)」のプロジェクトに基づき、3社の強みを生かした新たなビジネスモデルを構築することで日本産鮮魚の輸出拡大に向けた需要創出を図る方針。同社では「今後もアキラグループの力を結集したサービスで、鮮度と安心、安全を追求していきたい」と話している。