NEWS

グループ内事業開発の新会社設立  カムラックの賀村研社長


週刊経済2021年2月16日発行

社名は「カムラックフューチャー」

ITに特化した障害者就労支援事業の㈱カムラック(福岡市博多区千代4丁目)の賀村研社長は2月5日、グループの新規事業開発を手掛ける新会社を設立した。
社名は「㈱カムラックフューチャー」。国からの指定事業である就労支援事業を中心に手掛けてきたカムラックが、将来的に国からの収入に頼らない経営体制を構築していくための新たなビジネスを創出していく。現在グループは、障害者就労継続支援A・B型事業所、就労移行支援事業所などを展開するカムラックを中核に、ソフトウェア開発や障害者の雇用を目指す企業向けのコンサルティング・教育プログラム提供、利用者向け相談支援などを手掛ける5つの会社があり、今回でグループ6社目となる。新会社の資本金は30万円で、賀村社長が代表を兼任する。従業員数は1人でスタートした。
賀村社長は「企業側の障害者雇用の促進や少子高齢化で、将来的には就労継続支援A型事業所は少なくなっていく。新会社はカムラックグループの『未来』を考える企業という位置づけ。別会社として設立することで就労支援事業と切り離し、より自由な事業開発に取り組んでいきたい」と話している。