グループ全社が「働きやすい職場認証」を取得　第一交通産業

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週刊経済2021年6月1日発行

タクシー１２５社、バス５社

国土交通省が創設した「働きやすい職場認証制度」（正式名称・運転者職場環境良好度認証制度）で、第一交通産業㈱（北九州市小倉北区馬借２丁目、田中亮一郎社長）は５月２０日、グループ傘下の全タクシー会社１２５社と全バス会社５社が認証を取得した。
同省が認証実施団体に指定している（一財）日本海事協会が今年度の審査を実施し、同日付けで自動車運送事業者２５４８社の認証取得を公表。タクシー部門では全国約６０８０社のうち６５８社が合格し、このうち同社の全タクシー子会社１２５社が認証を取得。また、バス部門では１７２社のうち、全バス子会社５社が認証を取得した。同制度は職場環境改善に向けたトラック、バス、タクシー事業者の取り組みを「見える化」することで、求職者の運転者への就職を促進し、各事業者の人材確保の取り組みを後押しすることを目的としている。審査ついては法令順守等、労働時間・休日、心身の健康、安心・安定、多様な人材確保・育成の５項目を設け、審査基準をクリアした事業者のみが認証される。なお、同社は同省創設の「女性ドライバー応援企業認定制度」でも、グループ全社が認定を受けている。