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グリーンボンド(私募債)20億円を発行 九州リースサービス


週刊経済2023年3月28日発行

資金使途を環境改善効果のある事業投資に限定

総合リースの㈱九州リースサービス(福岡市博多区博多駅前4丁目、礒山誠二社長)は3月9日、資金調達の使途を環境改善効果のある事業に限定した社債「グリーンボンド(私募債)」を発行した。
気候変動・水・生物多様性対策など、環境に好影響を及ぼす事業活動に資金使途を限定した債券。①調達資金の使途がグリーンプロジェクト(環境改善効果のある事業)に限定され、②調達資金が確実に追跡管理され、③発行後のレポーティングを通じ透明性が確保されたもの。発行額は20億円。引受先は日本政策投資銀行。期間は10年。資金使途は、同社グループがグリーンプロジェクトとし取り組んでいる太陽光発電事業およびLED照明レンタル事業への投資。今回の私募債は㈱日本格付研究所から「JCR グリーンボンド評価」の最上位である「Green1」の評価を得ている。
九州リースサービスは、中期経営計画「共創2024 ~ Challenge for the Future ~」において「環境関連分野への取組強化」を掲げ、より環境面に寄与する事業に注力するとともに環境関連営業資産の拡大を通じて、企業の脱炭素化に向けた取り組みや環境負担低減の活動支援に取り組んでいる。同社では「当該支援を行うことで、ESG/SDGsの取り組みを地方にも広げるトリガー役となり、地域経済の発展と持続可能な社会の実現にも貢献していきたい」としている。