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クリーンテック領域でアジア太平洋地域の25社に選出 アークエルテクノロジーズ


週刊経済2022年9月13日発行

今年度は日本で3社選出

カーボンニュートラルに向けたデジタルサービスなどを提供するアークエルテクノロジーズ㈱(福岡市中央区大名2丁目、宮脇良二社長)は8月31日、アメリカの気候テック専門調査会社が公表する「2022 APAC クリーンテック 25」に選出された。
アメリカを拠点とし、クリーンテック領域において影響力をもつクリーンテックグループが主催する「APAC クリーンテック 25」は、アジア太平洋地域のサステナビリティに取り組む民間・独立系企業をリストにして発表しているもの。同グループが毎年、クリーンテック領域の投資動向を詳細にまとめている「グローバルレポート」をもとに、5~10年の間に社会に大きな影響を与える可能性がある企業を専門家パネリストが調査資料から推薦し、最も多くのポイントを持つ企業を決定している。アークエルテクノロジーズは、余剰となる再生可能エネルギーを有効活用するエネルギー機器の最適制御技術や次世代エネルギーシステムの技術を開発。経済産業省・資源エネルギー庁の実証事業や大手自動車メーカーとの実証実験などを進めている。今回、アジア太平洋地域25社のうちの1社として、エネルギー&パワー領域において今年度日本から唯一の年間リスト入りとなった。10月にシンガポールで実施される、世界中のスタートアップ企業や投資家が集うフォーラムに参加する予定。宮脇社長は「経営するにあたり毎年指標の一つにしてきた。そのリストに我々自身が載るということはこれ以上ない名誉。その名誉に答えるべくより一層高いモチベーションでカーボンニュートラルの実現に向けて取り組んでいきたい」と話している。
同社は2018年8月設立。従業員数35人。