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クラウドファンディングを実施 レガシーピアノ保存プロジェクト実行委員会


週刊経済2022年8月30日発行

10月末まで

西日本新聞社が事務局となるレガシーピアノ保存プロジェクト実行委員会(福岡市中央区天神1丁目、柴田建哉会長)は、1963年製のレガシーピアノを修復するため、7月29日からクラウドファンディングの募集を開始した。
レガシーピアノとは、福岡市に保管されていた1963年製のグランドピアノで、修復、音楽文化遺産として次世代に保存・活用するため、7月13日に「レガシーピアノ保存プロジェクト実行委員会」が発足した。実行委員会は、市からピアノを借り受け、修復して返還する活動に取り組む。募集期間は7月29日~10月31日までの94日間。目標金額は1千万円で、支援額のコースは、3千円の「ソナチネ」から100万円「全力応援 近代派」など13種類。寄付のリターンは、オリジナルグッズやピアノ修復完成お披露目コンサートへの招待、一日フリー演奏権利など。プロジェクトは、ピアノ修復期間を含め、約1年半を予定しており、来年10月に修復完成お披露目コンサートを開催する。
担当者は「レガシーピアノには、海外のピアニストや歌手など20世紀のクラシック音楽の巨匠38人の直筆サインが残っている。ピアノの修復を実現し、音楽の文化遺産を未来に生かしていきたい」と話している。