クラウドファンディングで２億円調達目指す　アニーグループ

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サステナブル・ラボと共同で

空調システム開発やホテル・雑貨店運営などのアニーグループ（福岡市博多区店屋町、二枝たかはる代表）は４月から、企業や自治体などの取り組みが環境に与える影響を分析・評価するサステナブル・ラボ㈱（東京都港区、平瀬錬司社長）とクラウドファンディングを実施する。 　環境省の「グリーンプロジェクトに対する新たなグリーンファイナンス手法を構築しようとする事業主体の企画提案」に採択されたプロジェクトで、サステナブル・ラボが運営するクラウドファンディング「ＧＩＲＩＧＯ」を活用して資金を調達し、同グループで開発した空調システム「光冷暖」を導入したホテルの環境整備のための研究開発に取り組む。目標額は２億円で、４月から６月まで支援者を募る予定。同グループでは現在、博多区冷泉町で全館に光冷暖を導入した「ホテルグレートモーニング」を営業しているが、近隣にもう１棟建設計画があるほか、関西や海外でも展開予定。クラウドファンディング「ＧＩＲＩＧＯ」は環境に配慮した事業に円滑に資金が流れるようにすることを目的にしたプラットフォームで、支援者はプロジェクトに投資することでＳＤＧｓポイントが付与され、ポイント量に応じてホテル宿泊券などのリターンが得られる。 　二枝代表は「調達資金はホテル内のプラスチックごみ削減や備品のリサイクルなどよりエコなホテルを目指した研究に利用していく。ホテルはコラボやＦＣとして国内外で複数の出店計画が進んでいる」と話している。

2020年2月26日発行