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クラウドファンディングで資金調達 九州アスティーダ


週刊経済2022年9月27日発行

イベント運営、チーム強化費として活用

プロ卓球Tリーグ所属女子チーム「九州アスティーダ」運営の九州アスティーダ㈱(大野城市紫台、川面創社長兼監督)は9月9日、クラウドファンディングで資金調達を開始した。
ブロックチェーン技術を利用したクラウドファンディングサービスを手掛ける㈱フィナンシェ(東京都渋谷区、國光宏尚CEO)のプラットフォーム「FiNANCiE」を活用。「トークン」(チームとサポーターをつなぐ「証」〔デジタルアイテム〕)を発行し、販売する。購入者はクラブ発の投票企画への参加権、限定イベントやグッズの応募ができるなどのメリットがある。メニューは5千pt~50万ptまで全8種類。目標金額は400万pt(1pt=1円換算)。販売収益は運営・イベント費、チーム強化費として活用する。販売期間は10月24日午後8時まで。川面社長兼監督は「1年目から九州のファンに支えていただき、各会場も盛り上がっている。2年目の今季はトークンによりさらなる絆を形成していきたい」と話している。
九州アスティーダはプロ卓球「Tリーグ」で九州唯一のチームとして昨年度から新規参戦。5チームのリーグ戦で9勝11敗の3位、プレーオフに進んだものの、準決勝で2位の日本ペイントに敗れた。福岡市を拠点とし、九州・沖縄地方の各地でホーム試合を実施している。