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クアラルンプールの三越伊勢丹に水炊き店  studio092    海外初出店


 水炊き専門店「とり田」などを運営する株式会社studio092(福岡市中央区薬院2丁目、奥津啓克社長)は2月17日、マレーシアの首都、クアラルンプールの三越伊勢丹内に水炊き店をオープンする。海外初出店。
 三越伊勢丹ホールディングスがクールジャパン機構と共同で、昨年10月からマレーシア・クアラルンプールの三越伊勢丹内に日本文化や和食を発信する店舗を順次オープンしており、今回とんかつや寿司、焼肉など日本人シェフが和食を振る舞う日本食レストランをオープンする一環で、同社が出店依頼を受けたもの。
 場所は同施設5階。店舗名は「博多水炊き とり田KL(クアラルンプール)店」。店舗面積は165平方m。座席はカウンター8席、個室1部屋(8席)、テーブル54席の計70席。スタッフは8人体制。営業時間は午前11時から午後11時までで、ランチも提供する。客単価は昼が2250円、夜が3000円を想定。国内と同様のメニューを提供するが、今後は現地の需要を取り入れた限定メニューも検討していく。奥津社長は「マレーシアは他民族国家なので、多くの方に水炊きを味わっていただけるチャンス。海外展開を進めていくための第一歩として力を入れていきたい」と話している。
 同社は2012年9月設立。資本金500万円。従業員は社員が約30人、パート・アルバイトが約70人。現在、水炊き専門店2店舗、担々麺専門店3店舗のほか、博多区中洲中島町に和食店の「中島町倶楽部」の計6店舗を運営している。15年9月期の売上高は約4億円で、今期は6億円を目指している。
 奥津社長は神奈川県小田原市出身。1972年8月23日生まれの44歳。辻調理師専門学校フランス校卒。趣味は魚釣り。