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キャリアに関する意識調査アンケートを実施 九州生産性本部
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週刊経済2023年8月29日発行号
経営講座の受講者対象に
公益財団法人九州生産性本部(福岡市中央区渡辺通2丁目、酒見俊夫会長)は8月17日、将来のキャリアに関する意識調査アンケートで、「今の職場でもっと出世(昇進)したい」人は48%だったという調査結果を発表した。
同本部の「九州生産性大学経営講座」の受講者517人を対象に、7月の講座時にウェブで調査を実施したもの。回答者数は404人(回答率78・1%)。
全体で48%の人が「出世(昇進)したい」と回答したが、男女比で見ると男性が53・7%、女性は25・6%と約半分の割合となり男女の意識の差が伺える結果となった。年代別で見ると20~40代は50%を超える人が「出世(昇進)したい」と考えていることがわかった。また、現在のキャリア満足度については、満足度10段階のうち男女ともに「7」の回答が最多。さらに「今の職場で自身が描く未来(出世やスペシャリスト)に向けたキャリアを思い通りに積めている」と感じている人は全体で63・5%と全体の6割を超えたが、男女比で見ると「とても思う」は男性が8・9%だったのに対し女性は3・8%にとどまり、その一方で「全く思わない」は男性2・3%、女性5・1%と男女の差が見える結果となった。
同本部は「今回は仕事でのキャリアを考える際に『自己実現』や『周りに認められる』という承認欲求という点で大きな要因の一つとなる『出世(昇進)』について設問を求めた」と話している。