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キャラクターの使用許諾料を寄付する事業を開始 西日本シティ銀行


週刊経済2021年4月13日発行

SDGsへの取り組みを推進

㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前3丁目、谷川浩道頭取)は、寄付型販売スキームを活用して同行キャラクター「ワンク」の使用許諾料全額を社会福祉団体などに寄付する事業「ワンクのSDGsプロジェクト」を4月から開始した。
これは中期計画で地域金融機関ならではのSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを推進する一環で、「愛らしくスタイリッシュなワンクグッズの製造・販売、購入を通じて、より良い社会づくりや経済活性化に貢献する」狙い。同行では、ワンクの知的財産権を第三者(商品の製造販売業者)が使用することを許諾し、製造販売業者のWebサイトや店舗でオリジナルのワンクグッズを購入できるスキームを構築。同プロジェクト第一弾として、段ボール製品・紙器製造販売の大国段ボール工業㈱(行橋市大字今井、寺澤一光社長)が「段ボールワンク」を自社で運営するWebサイト「段ボール職人」で販売する。今後は「ワンクグッズで社会に貢献しよう!」をコンセプトに寄付型販売スキームに賛同する企業や事業者を募集し、プロジェクトの輪を広げていく方針。
同事業の寄付型販売スキームは①製造販売業者が同行にワンクの使用許諾を申請②同行が使用を許諾③製造販売業者がWebサイトや店舗でワンクグッズを販売④購入者がワンクグッズを購入⑤製造販売業者がワンクの使用許諾料を同行に支払い⑥同行が社会福祉団体等に使用許諾料全額を寄付する―といった流れ。ワンクの著作権は㈲ジー・アール・ヴイに帰属し、同行は同社との合意に基づき使用を許諾する。同行が得た使用許諾料、商品1個につき200円または販売価格の5%のいずれか低い額を社会福祉団体などに寄付する。別途、同行経由でジー・アール・ヴイに対する著作物利用料/キャラクター使用料の支払いが必要になるという。同行では4月1日に同プロジェクトの専用ホームページを開設している。問い合わせは広報文化部まで。