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キッチンカーを本格スタート 久原醤油
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週刊経済2022年2月15日発行
グループ新事業として
だし・調味料を中心とした総合食品メーカーの久原本家グループで調味料販売の㈱久原醤油(糟屋郡久山町、河邉哲司社長)は2月5日、グループ新事業として「食の楽しさ」が体感できる自走式の「久原醤油キッチンカー」を開業した。
これまでキッチンカーはグループ総合ショップの「久原本家 総本店」敷地内でテスト営業を続けてきたが、2月5日に出店した「道の駅 むなかた」を皮切りに福岡市内から県内、九州へと活動を拡げていく。コンセプトである「博多居酒屋の味をお持ち帰り」の趣旨のもと、食の楽しさを体感できる新たな取り組みとして、まずは久原醤油の商品「博多名物 炊き餃子鍋つゆ」を使った「炊き餃子」を販売する。同社では「キッチンカーの新しい取り組みへのチャレンジで、これまで以上に持続的な活気が生まれるまちづくりに貢献するとともに、お客様の視点にたった事業を進めていく」と話している。
内食需要が高まる中、餃子市場は拡大傾向にあり、家族で楽しめる餃子のレシピ検索数が増加している。これまでは「焼き餃子」や「水餃子」が主流だったが、「炊き餃子」は鶏挽肉と野菜の餡を少し厚めの皮で包み、鶏ガラと豚骨のスープで炊いて作る九州・博多発祥のご当地ソウルフードメニューとして知られている。