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キッズデザイン賞を受賞 リーフラス


週刊経済2023年10月3日発行号

非認知能力が学習有能感へ及ぼす影響

各種スポーツスクールの運営受託、スポーツイベント企画のリーフラス㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、伊藤清隆社長)は8月23日、特定非営利活動法人キッズデザイン協議会(東京都港区虎ノ門3丁目、坂井和則会長)の「第17回キッズデザイン賞」において「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門」を受賞した。
キッズデザイン賞は子どもや子どもの産み育てに配慮した全ての製品・サービス・空間・活動・研究を対象とする顕彰制度。同社が展開する子ども向けスポーツスクールにおいて、技術の習得だけでなくリーダーシップや思いやりなどの非認知能力の育成に取り組んでいることから、子どもの非認知能力が学習有能感に及ぼす影響を調査した研究が表彰されたもの。調査研究では、自社開発の非認知能力測定システム「みらぼ」を使用して、同社スポーツスクールに在籍している会員の小学生3万8435人を対象に挨拶・礼儀、リーダーシップ、協調性、自己管理力、課題解決力に関する能力を測定し、非認知能力の得点と学習有能感を比較して分析し、これまで感覚的な判断に頼っていた「非認知能力」の数値化した。その結果、非認知能力の中でも、リーダーシップと課題解決力が学習有能感へ大きく影響していることが分かっている。
同社では「近年重要性が認識されつつある非認知能力の研究において、代表的な認知能力である学力との関連が調査された研究は少なく、新規性や独自性のある内容になった。非認知能力と認知能力の関連性があることが明らかになったことで、より非認知能力育成の重要性が高まったと感じている。本研究では学習への自己評価をもとに作成をしたが、今後は実際の学力などとも関連を調査していきたい」と話している。