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ガス料金単価増などで売上高は4・6%増  西部ガス    減価償却費等の減少で経常利益も大幅増


 西部ガス株式会社(福岡市博多区千代1丁目、酒見俊夫社長)の2013年3月期の連結決算は、売上高が前年同期比4・6%増の1794億3800万円、経常利益が46・4%増の65億8300万円で増収増益だった。
 単体では売上高が1367億4500万円(6・7%増)、経常利益が42億400万円(3・6%減)の増収減益だった。原料費調整制度に基づくガス料金単価の上方調整の影響などからガス売上高は増加した。また、連結子会社においてもLPG売上が増加したことなどから増収となった。利益については原油価格の上昇により都市ガス原材料費が増加したものの、売上高増加と減価償却費等の減少、連結子会社の諸経費の減少などから増益だった。
 年間のガス販売量は家庭用が2億7961万立方m(0・2%減)、業務用が5億4289万立方m(1・1%増)、総販売量が8億7740立方m(0・4%増)で、顧客戸数はほぼ横ばいの114万戸(3月31日現在)だった。今期は連結で売上高が1955億円(9・0%増)、経常利益が58億円(11・9%減)の増収減益を見込んでいる。