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ガス導管内の遠隔管理システムを提供 Braveridge


週刊経済2021年4月6日発行

差水発生箇所など絞り込み可能

IoTデバイス製品開発の㈱Braveridge(福岡市西区周船寺3丁目、小橋泰成社長)は4月1日、ガス導管内の露点や圧力などをリモート管理するシステムを提供する。
都市ガスの供給停止やガス設備の故障などを引き起こす要因の1つであるガス導管の差水対応で、作業員が巡回して点検するなど作業員の負荷や人件費などのコストを削減する。2019年から西部ガス㈱を中心とした都市ガス事業者11社と共同で試作開発や試験運用を進めた「ガス導管内露点遠隔管理システム」がベースで、同社が量産化した。複数箇所を任意の期間や時間で連続して計測可能で、地形や露点データなどを組み合わせることで差水発生箇所の絞り込みや修理箇所の決定などができる。小橋社長は「日本ガス協会の技術賞も受賞できた。多くの事業者に提供を進めていく」と話している。
小橋社長は小郡市出身。1967年9月6日生まれの53歳。趣味はバイク、家庭菜園。
同社は2004年7月設立。資本金は1億円。従業員数は88人。売上高は10億円(2020年3月期)。