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ガス充てん工場をリニューアル 和泉オークス
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充填機4機新設
LPガス卸販売の㈱和泉オークス(久留米市野中町、和泉光信社長)は6月30日、本社敷地内にあるLPガス充てん工場をリニューアルした。
業務効率化と老朽化に伴うもので、充てん設備入れ替えは約15年ぶり。これまで、充填量を作業員が手入力する「回転式充填機」6連と「定置式充填機」4台の計10台で稼働していたが、既存設備を全撤去し、新たに「半自動充填機KTS︱Ⅱ︱H」3台、「定置式充填機KTS︱Ⅱ」1台を導入し、全4台で稼働する。新機器は4台並んで配置しており、作業員が、耐電性能が施されたバーコードリーダーでボンベ(容器)に付いたバーコードを当てるだけで、容器情報を読み取り、残ガス容量、充てん容量が自動でモニターに表示され、バルブを自動開閉し充てんする仕組み。
作業状況もモニター上で随時確認でき、現場のみならず、充填機と通信することでデータ管理し事務処理も効率化が図れる。手入力が不要になったことから、入力ミス、過剰充てんなどのヒューマンエラーを回避することができ、作業員の負担軽減につながるという。また、一般家庭に設置している50キログラムボンベでは2分20秒、20キログラムは1分ほどで充てんでき、従来の1・5倍の作業効率が見込める。そのほか、工場は約10㎡作業スペースを拡張し、11mのフリーローラーを新設し、耐久床仕上材「フェロコン」を張ったことで、ボンベを転がしやすく誰もが作業できるようにした。さらに、充填機表面は同社コーポレートカラーに合わせ、緑色にコーティングし、明るくした。
和泉社長は「本業のガス事業は一先ず一段落した。今後、ガス事業から派生する太陽光、リフォームの新事業にも力を入れていく」と話している。
2017年7月11日発行