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カーボンニュートラルLNG供給の基本合意 西部ガスと熊本県の日立造船マリンエンジン


週刊経済2024年1月30日発行号

ローリー出荷での供給は初

西部ガス㈱(福岡市博多区千代1丁目、道永幸典社長)と舶用原動機製造の日立造船マリンエンジン㈱(熊本県長洲町、山口実浩社長)は12月22日、ローリー出荷(液化天然ガスの状態でタンクローリーで出荷)によるカーボンニュートラルLNG(CN-LNG)の供給について基本合意した。ローリー出荷によるCN-LNG供給の基本合意は今回が初めて。
CN-LNGは、原料ガスの採掘から輸送、そして消費するまでに発生する温室効果ガスをCO2クレジットなどで相殺(カーボン・オフセット)し、地球規模ではCO2が発生しないとみなすLNG。同社は2022年2月に初めて導入し、同年4月から販売を始めた。現在、カーボンニュートラル都市ガスとして7者へ供給している。