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カーナビ用データ販売減などで減収減益 ゼンリン3月期


週刊経済2021年6月1日発行

売上高572億2500万円

住宅地図メーカーの㈱ゼンリン(北九州市戸畑区中原新町、髙山善司社長)の2021年3月期連結決算は、売上高が前期比4・3%減の572億2500万円、経常利益が同54・6%減の16億8300万円の減収減益となった。
セグメント別では、主力の地図データベース関連事業において企業・自治体向け住宅地図データサービスが堅調に推移した一方、オートモーティブ関連でカーナビゲーション用データ販売の減少ならびに、新規サービスや製品開発などの先行費用を計上したことで、売上高は前期比3・2%減の487億4000万円、セグメント利益は同62・5%減の11億100万円。一般印刷関連事業はチラシ印刷の受注減などで売上高は24・8%減の22億3500万円、セグメント利益は97・7%減の200万円。その他については取引先のイベントや販促活動の縮小などにより、売上高が3・3%減の62億4900万円、セグメント利益は39・3%増の2億6800万円。
今期は売上高582億円、経常利益は19億円を見込む。(22年3月期の期首より「収益認識に関する会計基準」などを適用するため、対前年同四半期増減率は記載なし)。