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カーナビ用データ販売など好調で黒字転換  ゼンリン9月中間決算


通期は売上高600億円見込む

住宅地図メーカーの㈱ゼンリン(北九州市戸畑区中原新町、髙山善司社長)の17年9月中間連結決算は、売上高が前期比5・0%増の260億1600万円、経常利益は7億2500万円(前期は経常損失2億700万円)の黒字転換となった。

セグメント別では、主力の地図データベース関連事業において国内カーナビゲーション用データ販売が好調で、住宅地図データベースを活用したGIS関連の売り上げも堅調に推移し、売上高は前期比6・1%増の219億3200万円、セグメント利益は4億3200万円(前期は経常損失3億8500万円)。一般印刷関連事業は前期の印刷機入替期間に計上していた一時的な外注コストが減少したが、売上高は同6・4%減の15億4900万円、セグメント損失は3400万円で前期より3600万円改善した。その他については売上高が同3・1%増の25億3500万円、セグメント利益は同2・3%減の3400万円。

今期は売上高が同3・8%増の600億円、経常利益は同3・8%増の47億円を見込んでいる。

2017年11月21日発行