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カンサイ社長に灘 太専務が昇格 カンサイホールディングス


忍田社長は代取会長に就きHD社長に専念

株式会社カンサイホールディングス(以下カンサイHD、福岡市博多区東比恵3丁目、忍田勉社長)は、傘下の中核事業会社で電設資材卸売の九州最大手、株式会社カンサイ(同所)の社長に灘太(なだ・ふとし)カンサイHD専務兼カンサイ専務が5月17日付で昇格したと発表した。HD社長と兼任していた忍田社長は代表取締役会長に就いた。

14年3月に持ち株会社体制に移行し、各事業会社の高い専門性を有効活用し、グループとして企業価値の最大化を図る一環。今年度から各事業会社の基幹システムを統合し、HDに管理機能に加えて仕入れ機能も一元化したのを機に、忍田HD社長が事業会社で唯一社長を兼務していたカンサイもトップ交代した。忍田HD社長は「同族的経営からの脱皮を図り、執行体制を整えてきた。今後も各事業会社のプロパー社員から社長を輩出できるよう、各社の成長を促していきたい」と話している。灘氏は長崎県対馬市出身。1959(昭和34)年2月28日生まれの58歳。長崎県立対馬高校卒。77年4月関西電業株式会社(現カンサイ)に入社し、91年5月課長、96年5月次長、98年4月営業部長、2000年3月取締役営業部長、06年4月常務営業本部長を経て、11年5月から専務営業本部長を務めていた。14年3月カンサイHD専務を兼務(現任)。趣味はゴルフ。

カンサイHDは2013年10月設立。カンサイが設立60周年の節目を迎えた14年3月始動。資本金9600万円。従業員14人。傘下にカンサイはじめ、電材卸、工事、住設販売・リフォームなどの9社を持つ。カンサイは1948年4月創業、54年3月関西電業株式会社として設立。2002年3月に現社名に変更。資本金9600万円、従業員200人。17年3月期売上高は266億1300万円。

2017年6月27日発行