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カゴメトマト工場で「夾雑物」除去システム導入 YE DIGITAL


週刊経済2021年11月9日発行

最小で2mmまで判別

ソフトウェア開発の㈱YE DIGITAL(北九州市小倉北区米町、遠藤直人社長)は11月1日、新たに開発したAI画像判定サービスを活用した夾雑物(きょうざつぶつ。植物の皮や茎、ヘタ)除去システムを、食品メーカーのカゴメ㈱(名古屋市中区、山口聡社長)茨城工場に導入。本格稼働を開始した。
システムを導入したのはトマトソースやサルサなどの製造工場で、コンベアで運ばれてくるダイストマト(カットしたトマト)に夾雑物が混入していないかをAIが判断。作業を自動化する。最小で2mm程度の夾雑物除去が可能で、画一でない対象物の画像判定で高い制度を実現した点、導入が容易な点などが特徴とする。同社は「将来的な労働力不足の解決につながるシステムになれば」と話している。