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オーリックに社名変更  幸田福岡店    酒のキンコーの業務用酒類卸事業を統合


 業務用酒類卸業の株式会社幸田福岡店(福岡市中央区那の津5丁目、濱田龍彦社長)は、4月1日付で「株式会社オーリック」に社名変更した。北九州、熊本、鹿児島のグループ3社も同時変更するとともに、関連会社で酒販店運営業の株式会社酒のキンコー(鹿児島市)の業務用酒類卸事業を同社に統合した。
 「オーリック」はすべての酒(リカー)を取り扱うことを意味するもので、業務用酒類卸業務におけるグループ企業内の顧客窓口の一本化を図った。グループの株式会社幸田北九州店が株式会社オーリック北九州、株式会社幸田熊本店が株式会社オーリック熊本、株式会社幸田鹿児島店が株式会社オーリック鹿児島に社名変更。「幸田中洲店」など九州地区で5店舗展開していた酒販店名もオーリックに変更した。統合した酒のキンコーの業務用酒類卸事業は売上高50億円規模で、幸田グループの売上高と合わせると07年3月期は売上高が106億円となる。08年3月期では前期比13%増の120億円を見込んでいる。
 村山和弘常務は「九州のネットワーク強化を進めた新体制でスタートし、顧客満足度を高めたい」と話している。

 中央区大名1丁目に出店

 同社は同日付で福岡市中央区大名1丁目に酒販店をオープンした。
 大名地区の飲食店からの需要を見込んだもので、初年度売上高2億円を見込んでいる。店舗名は「オーリック大名店」で、場所は通称・紺屋町通り沿い大名郵便局近くの帽子店「CA4LA」跡地。店舗面積190平方メートルに焼酎やビール、ワイン、など約2,000アイテムを陳列する。
 村山常務は「飲食店需要を見込んだが、一般消費者の来店も多く売上の3割を占めている」と話している。
 同グループは1972年7月設立。資本金5,000万円。従業員は98人。