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オープントップバスで福岡空港制限区域内を巡るツアー 西鉄と福岡国際空港


週刊経済2021年10月12日発行

11月6日と7日に

西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、林田浩一社長)と福岡国際空港㈱(=FIAC、同区下臼井、永竿哲哉社長)は11月6日と7日、西鉄が市内の主要観光スポットを周遊するオープンバスを活用し、福岡空港の立ち入り制限区域内を巡るバスツアー「福岡空港ビューんとツアー」を実施する。
同ツアーは2年前に企画されていたものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で実施を見合わせていたが、緊急事態宣言が解除されたことから実施する。コースは天神・福岡市役所前を発着し、空港内を見学するAコース(午前10時30分発、午後12時30分着)、福岡空港国内線団体乗り場を発着するBコース(午後2時30分、同3時29分着、午後5時発、同5時59分着)、国内線団体乗り場を出発し、空港内を見学後、天神・福岡市役所前に到着するCコース。ツアーは国内線団体乗り場で手荷物検査を行った後、国内線・国際線連絡バス専用道路を走行し、国際線側へ移動。国際線側出入口でセキュリティ検査を経て、立ち入り制限区域内に入り、国際線ターミナルから国内線ターミナルに至るコース。屋根のないオープントップバスのため、出発準備中や離発着する航空機を間近に見学できるのが特徴。料金は3コースとも大人3500円、4歳以上~小学生までが2720円(いずれも税込み)。11月6日実施分は10月6日午前8時から、11月7日実施分は10月7日午前8時から九州バスネットワークポータルサイト・@バス、九州高速バス予約センターで受け付ける。申し込みは実施日の4日前まで。立ち入り制限区域内を移動するため、当日は参加者全員の住所と名前、生年月日、年齢を確認するほか、身分証明書の提示が求められる。
両社は10月5日に報道関係者向けに体験会を実施。西鉄自動車事業本部営業企画部の宮﨑泰営業企画部長は「落ち込んだ観光需要の回復、コロナ禍の復興につなげていきたい」、FIAC経営企画本部プロジェクト推進部の松浦義郎プロジェクト推進課課長は「飛行機を間近に見ることができるツアー。実施をきっかけに福岡空港を身近な存在に感じていただくことで、多くの人たちに空港を利用していただくきっかけにしていきたい」と話した。空港内を巡るバスツアーは成田や中部、関西空港などで実施されているが、オープントップバスを活用したツアーは福岡が初めて。航空ファンやファミリー層への浸透を図っていきたいとしている。