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オープンデータの専用サイト開設  福岡市    活用案やアプリのアイデア公募


 福岡市は10月6日、市が保有する統計情報、行政情報などの「オープンデータ」を公開する専用サイト、「福岡オープンデータ」を開設した。
 オープンデータは、行政や企業が保有する公共データ等を、ルールの範囲内で誰もが自由に頒布・加工などができる共有データベースを指すもの。米国などを始め海外でも積極的に導入・公開が進められているもので、日本でも政府が先頭に立って導入を推進している。福岡市の高島市長は、2年程前から他地方の首長などを集めたオープンデータの協議会を発足し、市のシンクタンクで研究を進めるなど地方モデルの構築に力を入れてきた。今回開設したサイトを通じ、市民で共用する意義があると判断された情報を公開していく予定で、開設時点で市の統計情報など90種類のデータが掲載されている。また、オープンデータの活用アイデア、サイトで用いるアプリケーションの仕様案などを市民からコンペ形式で公募する。各部門の最優秀賞には、副賞10万円などを用意している。
 福岡市総務企画局は「まだ立ち上がったばかりで情報量も多くないが、企業や市民の意見を取り入れながら役立つオープンデータを充実させていきたい」と話している。