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オープンイノベーション型2号ファンド設立 FFGVP


週刊経済2022年10月12日発行

1次募集は地場5社が出資

㈱ふくおかFG傘下の㈱FFGベンチャービジネスパートナーズ(FFGVP、福岡市中央区天神2丁目、吉田泰彦社長)は、ベンチャーキャピタル・GⅹPartners LLP(同区天神1丁目、岸原稔泰代表パートナー:以下GxP)とファンド「九州オープンイノベーション2号投資事業有限責任組合」を組成した。
出資した事業会社とスタートアップの協業を促進し、地場企業へ資金を供給することで支援・育成の加速とその後の事業提携や個別の直接投資・M&Aにつなげるファンド。2019年に組成した第1号に続き、2号目となる。ファンド総額は15億円~最大30億円を予定しており、運用期間は10年(2年を限度に延長可)。GxPとFFGVPが無限責任組合で、1次募集は正興電機製作所、西日本鉄道、三菱UFJ信託銀行、ワールドホールディングス、FFG FOF1号投資事業有限責任組合が有限責任組合となり、出資する九州の地場企業を順次募集していく。国内外問わず起業準備から起業直後の新設会社がメインターゲットで、福岡進出を目指す海外の新規事業者なども投資対象。同社では「シード・アーリー期(創業初期)のスタートアップにリーチする両社が共同で運営することで、案件発掘から創業支援、地域の事業会社との協業、次回資金調達へのサポートなどをシームレスに実施していく」と話している。