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オープンイノベーションプログラムの第1弾を始動  QTnet


テーマやジャンル限定せず6月末まで募集

九電グループの情報通信事業会社、㈱QTnet(福岡市中央区天神1丁目、岩﨑和人社長)は4月24日、新たな事業を共創するオープンイノベーションプログラム「TSUNAGU(つなぐ)」を始動した。6月末までの第1弾の取り組みで、テーマやジャンルを限定せず、自信と熱意のある技術やアイデア、ビジネスを募集する。
これは昨年4月に新規事業開発部署「YOKA(よか)プロ部」を新設するとともに、M&Aなどで次々と新たな領域を開拓している一環。同プログラムでは、スタートアップ企業を中心にさまざまな分野の優れた事業アイデアを募集し、同社の提供サービスやその法人・個人客、通信インフラ、24時間365日の運用体制、店舗(QTモバイル)、グループ会社といったリソースと組み合わせることで新たな事業の共創を目指す。
「YOKAプロ オープンイノベーション祭」と称した第1弾の応募資格は同社やグループ会社と協業可能な企業・大学などと個人で、特設サイトから応募できる。アイデアの独自性を選考基準に、一般社団法人StartupGoGoの協力の下、最優秀賞1件(100万円)、優秀賞最大3件(各20万円)を決定する。その後の協業方法は業務提携または資本提携を想定している。
同社では、より多くの応募を募るためオンライン説明会の開催も予定しており、「昨今の新型コロナウィルス蔓延による社会情勢不安に負けず、新しい事業・サービスの実現に向けて皆さんと共に創り上げていきたい」と話している。

2020年5月19日発行