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オーダースーツメーカー・メルボグループと持株会社 三井松島HD


スーツ事業を経営統合へ

 石炭販売などの三井松島ホールディングス㈱(福岡市中央区大手門1丁目、天野常雄社長)は3月18日、オーダースーツメーカーのメルボグループ(大阪府堺市、清水貞行社長)と事業持株会社を設立し、オーダースーツ製造販売事業を経営統合すると発表した。
オフィスウエアのカジュアル化に伴うスーツ市場の縮小を受け、業界を代表する両社が手を組むことでシナジー効果を狙うもの。事業持ち株会社に、三井松島HDでオーダースーツメーカーの花菱縫製㈱(さいたま市岩槻区、野中雅彦社長)とメルボグループ傘下のメルボメンズウェアー㈱(大阪市中央区、清水社長)、メルボ紳士服工業㈱(大阪府枚方市、清水貞博社長)の各株式100%を保有させる。新会社の株式は66%を三井松島HDが、残り34%をメルボグループのオーナーである清水家および、その支配会社が保有する。新会社の概要や設立日など詳細は未定だが、経営は三井松島HDと清水家が携わる予定。三井松島HDでは「両社のブランドを尊重、維持しながら手を携えていきたい」と話している。
花火縫製は2013年3月設立、資本金は8000万円、オーダースーツ店「HANABISI」を20店舗運営。
メルボメンズウェアーは1969年3月設立、資本金は5000万円、紳士服、「麻布テーラー」「TAILOR FIELDS」ブランドでオーダースーツ店35店舗を運営。メルボ紳士服工業㈱は1959年9月設立、資本金は9000万円。事業内容は紳士服生産。

2020年4月7日発行

2020年4月7日発行