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オーストリアの水車メーカーと業務提携へ  自然電力    小水力発電事業の強化に向け


 自然エネルギー発電開発の自然電力株式会社(福岡市中央区荒戸1丁目、磯野謙社長)は現在、オーストリア共和国の小水力発電用水車メーカーGUGLER(ゴールドヴェルト、アイロス・ググラーCEO、以下ググラー社)と小水力発電事業における業務提携の協議を進めている。
 自然電力は2015年から風力・小水力事業に積極的に取り組んでいるが、事業化のネックとなっていた水車の供給不足などを解決するため、小水力発電事業で先行する欧州において実績や知見の豊富なパートナー企業を探していた。ググラー社は5kW~20MWの小水力発電に適した各タイプの水車と、小水力発電に必要な電気・機械装置のグローバルサプライヤーとして、全世界で800基超の水車の供給実績を持つ現地の有力企業。今後日本への本格進出にあたり、自然電力グループの持つ太陽光発電事業のEPC(設計・調達・建設)、O&M(運営・保守)能力を高く評価し、パートナーシップに向けた協議を進めるに至っている。
 今後は自然電力が開発する小水力発電事業へのググラー社製水車・関連機器の導入のほか、日本国内での同社製機器とエンジニアリング技術の供給を行い、特に多くの需要が見込まれる100kW以上の水車については、ググラー社からの日本国内への輸入、再販売を自然電力が優先的に実施することを計画している。