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オリジナル屋外照明製品を発売  SDLighting    7月1日


 交通信号用灯器、ポールなどを製造する信号電材株式会社(大牟田市新港町、糸永康平社長)の完全子会社で照明器具企画製造のSDLighting株式会社(同社長)は7月1日から同社開発の屋外照明の販売を開始する。
 企画から開発製造まで自社で一本化したオリジナル製品で、同社では2014年発売した初のオリジナル製品「ATUMO(アツモ)」に次ぐ3シリーズ目になる。今回開発したのは、足元塔と景観照明の2種類で製品名は「POLE luminaire(ポールルミネア)」。面で発光するCOB型のLEDを採用し、目に疲労感を与えるといわれる多粒LEDの光に対して、水銀灯などの従来光源のような自然な光り方を実現。眩しさを抑えながら広範囲を照らした光学設計で、取り外し可能なキャップ部の反射板など灯具を交換すると配光特性が変えられ、簡単に光りの向きや強さを調節できるのが特徴。また、灯具はステンレス、アルミ製で重さを軽量化、ポールの色もダークグレーにし、景観と調和したシンプルな形にこだわった。足元塔「ローポールルミネア」は高さ30cm~80cmでポール直径11cm。価格は8万~10万円で照度やポールの配色により価格設定が異なる。景観照明「ハイポールルミネア」は高さ3m~8mでポール直径14cm。価格は11万~16万円。いずれも公園やホテル、マンションエントランス、建築照明などでの需要を見込んでいる。糸永社長は「良い脇役としての照明となるよう配慮している。場所によって求められる光りも違うため、さまざまなシーンに対応している。中身の構造は特許申請中で全国に広めていきたい」と話している。