オリエルホームと資本業務提携　下関市のエストラスト

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週刊経済2023年1月31日発行

同社株式３０％を取得

東証スタンダード、福証上場で、山口と福岡を中心に分譲マンションの企画・販売を手掛ける㈱エストラスト（山口県下関市、松川徹社長）は１月１６日、不動産業のオリエルホーム㈱（福岡市中央区渡辺通１丁目、長井康弘社長）と資本業務提携契約を締結し、同社株式３０％（６０株）を取得することを発表した。
オリエルホームは２０１８年２月設立。資本金１千万円。九州の主要都市でマンション販売代理業務を中心に事業展開。エストラストが提供する「オーヴィジョン」マンションを福岡市内エリアで販売していることから、業務提携により販売力強化を図る狙い。契約締結予定日は１月３１日で、株式取得予定日は３月１日。同社では「九州の主要都市である福岡市内においては、人口の増加や再開発事業が進められ、不動産市場は活況に推移している。一方で、建設資材の高騰など先行き不透明感が強まっており、企業間連携を通じたシナジーの追求は不可欠と考えている」と話している。
同社は１９９９年１月設立。資本金７億３６０３万円。２００５年３月に福岡支店（福岡市博多区博多駅前４丁目）を開設。昨年２月にはＴＯＢ（株式公開買い付け）で西部瓦斯㈱の連結子会社となった。