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オフィス向け自販機設置事業を開始 サンエイ


福利厚生など需要取り込む

格安自販機を展開する㈱サンエイ(糟屋郡粕屋町仲原、松岡祥一社長)は、10月からオフィスに自社の自販機を設置する事業を開始する。
企業の社員向け福利厚生やリーシングを強化したいオフィスビルの需要を取り込む。同社が展開する「スーパードリンク」は、ボトルメーカーが抱える缶ジュースやペットボトル飲料などの余剰在庫分を大量に安価で仕入れ、1商品あたり50〜100円で販売するのが特徴。2014年の設立以来、4年間で県内に500台設置している。対象となるのは50人以上の社員や入居者を持つ企業やビル、施設。自販機の使用電気は設置オーナーが負担するのが一般的だが、オフィス向け事業では同社がすべて支払うため、企業側のコストは発生しない。
松岡社長は「他社から乗り換えた設置オーナーの売り上げが3〜5倍に伸び、月間5000本売れる場所も少なくないため、自販機のオフィス需要を取り込んでいきたい」と話している。
同社は2014年4月設立。資本金は3400万円。従業員数は20人。年商は6億円。
松岡社長は1974年6月15日生まれの44歳。大阪府羽曳野市出身。沖縄で起業家を目指す若手の育成のほか、カンボジアで学校の設立や慈善事業に取り組んでいる。

2018年9月26日発行