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エヌ・ティ・ティ・データNCBと業務提携 東京のエヌエルプラス


週刊経済2023年10月24日発行号

金融機関向けサービスで相乗効果

ICTに関するコンサルティングやBPO(企業の業務プロセスを一部受託する)を手掛ける㈱エヌエルプラス(東京都中央区、笠間一生社長)は9月1日、銀行情報システム開発、運用、保守の㈱エヌ・ティ・ティ・データNCB(福岡市博多区博多駅前1丁目、三浦弘二社長:以下、NTTデータNCB)と包括的な業務提携を結んだ。
昨年度から金融機関向けのサービス領域を拡大する狙いで、協業で業務効率化に関する提案に取り組んでおり、提携に至ったもの。業種問わずBPOやBPRなどの業務プロセス受託や改善を得意とするエヌエルプラスと、金融分野に特化した企画提案や開発、保守、運用まで情報システムサービスを提供するNTTデータNCBが連携することで、相乗効果を図る。これにより、エヌエルプラスは金融機関に対するサービス提供体制を充実させ、NTTデータNCBは金融機関の業務プロセス支援が可能となる。また本提携に伴い、エヌエルプラスの福岡センター(同区博多駅前3丁目)内にNTTデータNCB専用オペレーションセンターを設立した。笠間社長は「福岡から、ひいては九州や全国の金融機関向けにサービスを横展開することが目標」と話している。
エヌエルプラスは2009年2月設立。資本金1千万円。従業員約200人。16年から福岡に拠点を設置している。