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エッジAI事業のHMSと資本業務提携 QTnet


週刊経済2024年4月24日発行号

新たなAI・DXソリューション提供へ

九電グループの情報通信事業会社、㈱QTnet(福岡市中央区天神1丁目、小倉良夫社長)は4月2日、エッジAIトータルソリューション事業を展開するHMS㈱(同市博多区博多駅前2丁目、胡振程[HU ZHENCHENG]社長)と資本業務提携したと発表した。
HMS社はスマートAIカメラやAI画像処理プラットフォーム、エッジ・クラウドAIソリューションサービスの開発・運営・提供を手掛け、世界トップレベルのAIエンジニアによる開発力とハードからソフトまでの一気通貫の開発体制を強みに、産業DX向けエッジAIトータルソリューションを提供する。QTnetのオープンイノベーションプログラム「TSUNAGU2022」優秀賞受賞をきっかけに両社は協業を開始し、プロバスケットボールクラブの広島ドラゴンフライズとの共同プロジェクトなどの実証を経て、資本業務提携に至った。
エッジAIトータルソリューションとは、AIカメラの画像をリアルタイムに加工し、必要な情報のみをクラウドサーバに転送することでデータ処理を高速化するソリューション。これにQTnetが持つネットワークやセキュリティの技術・運用ノウハウを活用し、新たなAI・DXソリューションを生み出していく方針。広島ドラゴンフライズとの共同プロジェクトでは最先端のAIカメラを活用し、プロバスケットボールクラブの観戦者情報を収集・分析し、新たなマーケティング戦略の策定や商品開発を実施している。