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ウナギ判別検査を4割引のキャンペーン価格で  ビジョンバイオ    6月末まで受付


 食品検査のビジョンバイオ株式会社(久留米市百年公園、塚脇博夫社長)は6月1日から、ウナギのDNA判別サービスの割引キャンペーンを開始した。
 7月が「土用の丑の日」であることから、キャンペーン中に新規顧客の開拓を図る。検査料金は6月末まで4割引の2万3千円。検査内容は同社が通常取り扱っている「魚介類判別検査」と同様で、依頼主から提供された1g以上の筋組織からDNAを抽出し、同社のデーターベースと照合することで、魚介類の名称を特定する。国内で主に消費されているニホンウナギのほか、近年輸入が増えているヨーロッパ、アメリカ産など、同社では9地域、11種類のデーターベースを所有しており、産地特定を望む仕入れ、小売業者からの需要を見込む。同社では、「近年、ウナギの稚魚が不足し価格高騰を引き起こしているため、産地偽装などを防ぐためにも検査を利用していただきたい」と話している。
 同社は1997年6月設立。資本金は千万円。従業員は20人。08年に筑邦銀行が主催する「ちくぎんバイオベンチャー研究開発大賞」を受賞した。