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ウクライナ学生・研究者の受入期間を延長 九州産業大学
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週刊経済2023年2月14日発行
渡航費負担、宿舎も提供
九州産業大学(福岡市東区松香台2丁目、北島己佐吉学長)は1月30日、ウクライナの学生および研究者を一時的に受け入れ、教育・研究の継続を支援する期間を1年延長することを明らかにした。
ロシアのウクライナ侵攻に伴い、昨年4月から教育や研究の場を安全に確保できなくなったウクライナの学生2人を同大学の研究生として招へい。現在、芸術学部芸術表現学科および同学部ソーシャルデザイン学科に所属している。今回、ウクライナ侵攻の長期化によって学生2人の受入期間1年延長を決定(情勢に応じて再延長も検討)したほか、今年追加受け入れも視野に入れている。
支援内容は来日までの渡航費は同大学が負担するほか、入学金や学費などを全額免除。また、食事を含む宿舎を提供し、在学中は生活費として月額5万円を支給する。受入対象は学部および大学院の学生・研究者で、受入要件は①本人の専門領域が学部・研究科の領域する者②日本語能力検定3級程度の日本語または英語によるコミュニケーション能力を有する者。人数は若干名。期間は1年程度を想定しているが、状況に応じて延長を検討するとしている。
同大学では「受け入れ後は学生に対する日本語レッスンやメンタルサポートなどを実施するなど、今後も情勢の変化に柔軟対応し、ウクライナの学生たちを支援していく」と話している。