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ウクライナのキーウ国立言語大学と協定締結 日本経済大学


週刊経済2023年7月4日発行号

避難民学生が両大学学位を取得

日本経済大学(太宰府市、都築明寿香学長)は6月9日、ウクライナのキーウ国立言語大学とダブルディグリープログラム(国際共同学位プログラム)協定を締結した。
キーウ国立言語大学が日本の大学とダブルディグリープログラム協定を締結したのは初。同プログラムは、学生が自分の所属大学と海外の協定校で、所定の期間それぞれ正規生として在籍し、所定の学習プログラムを修了することで両大学の学位を取得できる制度。同大学では2022年2月のロシア軍のウクライナ侵攻後に日本語を学んでいたウクライナ人学生67人を避難民学生として受け入れ、現在も同大学の学生36人が在籍。今回の締結で、ウクライナ人学生の所属校であるキーウ国立言語大学で3年間所定のプログラムを修了した後、同大学で正規生として1年半在籍し、所定のプログラムを修めることで、両大学の学位を取得することができるようになる。同大学では「今後本学の正規生のステータスをウクライナ学生に付与し、ウクライナで活躍できる人材や日本とウクライナの関係発展に寄与できる人材を輩出できる高付加価値のある教育を提供したい」と話している。