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インドネシアのバンドン工科大学と覚書締結 chaintope


大手企業との連携も視野に

ブロックチェーン技術開発などの㈱chaintope(チェーントープ:飯塚市幸袋、正田英樹社長)は11月19日、インドネシアの理工系大学・バンドン工科大学と共同研究の覚書を締結した。
産業のプロセス研究に携わる産業技術部との研究では、石油やガス、電力などのエネルギー業界のスマートグリッド(次世代送電網)・物流・サプライチェーンを対象にビジネスプロセスにブロックチェーンを実装することを目的とし、インドネシアの大手企業との連携も視野に入れ取り組む。また情報工学セクションを担うマイクロエレクトロニクス・センターとの連携では、ブロックチェーンエンジニアの育成を目指す。同社では「今共同研究で、ブロックチェーンの活用によって効率的なエネルギー供給システムを実現し、ASEANなど発展途上国のさらなる成長をサポートしていく」と話している。コンピューターネットワークの規格化などに取り組み、インドネシア国内でインターネット基盤を構築したことで著名なブディ・ラファルジョ氏と合同でハッカソン(ソフトウェア関連のプロジェクトイベント)など開催する予定。
また同社子会社でマレーシア法人のChaintope Malaysia Sdn. Bhd.は今年9月、マレーシアの私立大学UTARと複数の産業分野におけるブロックチェーンの応用に係る共同研究についてのMOUを締結した。契約期間は2年。11月からブロックチェーン講座を開始しており、保険や農業、IoTと組み合わせた技術などの分野で具体的な研究活動のための協議に取り組んでいる。

2018年12月11日発行