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インドに子会社設立 リックス


週刊経済2023年11月14日発行号

12月予定

機械商社のリックス㈱(福岡市博多区山王1丁目、安井卓社長)は10月11日に開かれた取締役会で、インドに海外子会社を設立することを決議した。
長期経営計画LV2030で、海外売り上げ140億円を掲げており、自社製品のロータリージョイント(固定された配管に流れる流体を回転体に搬送するための回転機器)で世界トップメーカーを目指している。人口増加と経済成長が続くと予想されるインドで、自動車や電気・電子業界の成長に伴い、同社製品の主要顧客である工作機械・鉄鋼業界などの成長も見込まれることから設立を決定した。新会社で製造予定の「ロータリージョイント」と「オイルスキマー」(液体に浮かぶ油を回収する装置)は、現在は国内の福岡事業所と中国の大連工場で生産している。今回の設立により、インドの顧客に即した性能・納期・コストで製品を届ける体制を構築する予定。
社名は「RIX INDIA MANUFACTURING PRIVATE LIMITED(仮称)」。所在地はカルナータカ州VASANTHA NARASAPURA 日本工業団地(JIT)の予定。資本金は3億7千万ルピー(約6億6千万円相当)予定。代表は村尾友勝氏が務める。12月に設立予定。
リックスは1907年10月創業、64年5月設立。資本金は8億2790万円。2023年3月期連結売上高は452億円、従業員数は23年3月時点で707人。