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インターネット広告効果測定システムを本格販売 ペンシル 1年で10社との契約獲得目指す
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インターネットコンサルの株式会社ペンシル(福岡市中央区白金一丁目、覚田義明社長)はこのほど、インターネット広告効果測定システムの本格販売を開始した。
これは、対象となるホームページに対して、ユーザーがどこからアクセスしてきたのかを判別することができるサービス。ネット上に複数の広告を掲載している企業の場合、バナー広告からアクセスされたのか、あるいは検索サイト、キャンペーン、ニュース、ブックマーク登録などを通じてアクセスされたのか判別することは不可能だった。このサービ スを利用すれば、自動集計して投資に対する単価計算までリアルタイムに表示できるため、ネット上の費用対効果を判断する材料となる。同社はこのシステムを約一年前に開発し、すでに三社に導入して高い評価を得ている。今年から本格販売を開始し、一年で十社との契約獲得を目指す。価格は初期投資額百五十万円、月額利用料二十万円。また、複数の 検索エンジンでホームページを上位表示させる自社開発の「SEOサービス」と連動して、普及拡大を目指す。覚田社長は「既存のものより安価で簡単に導入でき、正確性が高いのが特徴」と話している。
同社は一九九五年二月設立、資本金は一千万円、売上高は約三億円、従業員数は十五人。
覚田社長は大阪府枚方市出身、六四年四月九日生まれの三十八歳、趣味はオーディオ、登山、ワイン。
2003.02.04 発行 週刊経済より